ブッダの対機説法を広めよう(令和5年1月号 寺報より)

お釈迦様は目の前の悩める人に合わせて教えを説いたと言われています。裕福な人には「必要以上に持つことは物欲がふえるだけだよ、それは自分を悩ます原因になる」、生活が大変な人には「安心して生活できるように物は大切に持ちなさい」と説かれました。

これを「対機説法」と言います。同じ「物」についての教えでも、その人の状況によって正反対のことが正しくなる。仏教の教えは一律に適用するものではなく、今・ここにいるあなたに向けられたものです。

現代においても、この姿勢は大切だと感じます。お寺が「みんなに同じことを言う場所」ではなく、目の前の人に向き合う場所であり続けられるかどうかが問われています。

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